Home Station 固定局 de JF2ABZ
無線の免許には移動免許と固定免許があります。2013年、新居を入手できましたので2014年1月に固定免許を申請し開局しました。ただし、コールサインは移動と同じJF2ABZです。これは意識的に別に することも可能ですが、ややこしいので私は同じ方がいいと思っています。
下記に記載しますが、固定局開局にあたり、新規で新しい無線機を調達しました。やはり新しいものはいいですね、性能も段違いに良くなっています。

更新日:2015/5/20
Contents:  TOP 固定局 自作品 移動運用 コンテスト イベント参加 ブログ
 
固定局シャックの設定
自室として無線用の部屋、いわゆる無線室(シャック)を設定しました。
一階の6畳ほどの洋間で、玄関のすぐ脇、ガレージとの間です。ガレージはアンテナ資材や工作室として利用するために、部屋からアクセスが出来るようにリフォーム前に あった勝手口のドアを部屋に移設しました。勝手口を撤去して空いたスペース(廊下)はトイレと風呂の拡張に利用しました。

もともとは、どうも事務所として設計されていたようで、部屋のコンセントにはアース端子がついています。機能するかどうか分かりませんが無線室としてはおあつらえ向きです。 無線機本体のアースを接続してあります。

オペレートデスクは自作しました。何度か棚部分の改良を行っています

現在はPCのモニター画面を2台横に並べる様にしています。実はメインの無線機以外は殆ど「新スプリアス基準」にそぐわないということで追加認定が必要になってますが、それをしないと平成34年までしか使用できません。ということもあり必要な無線機だけを残して配置している状況になっています。
(飾りで置いてあった無線機は撤去しました)

現在使用している無線機は・・・・メインの固定局用でHFと50MHz用でFTDX-3000(100W)
サブの無線機としてHF~144、430MHzが運用可能なFT-857DM。これを144MHzメインワッチ
運用申請はしていませんが受信用として430MHzのメインワッチ用にTM-401を設置。
デスクサイドに430MHzハンディ機のC460とIC-3sが置いてあります。

固定局用無線機 FTDX3000
固定局用の無線機として、2013年に八重洲無線のFTDX3000を購入しました。
1.9MHz〜50MHzの100W出力機です。この機械を購入する前は、FT-1200とかIC-7410などを考えていましたが、折角ならもう少し高性能の無線機を買った方がいいとのローカル局のアドバイスが ありました。
「無線機が変わるだけでこうも受信状況が変わるとは!」、「今まで聞こえなかった局が聞こえる」というのです。実際どれだけ性能がいいものかはカタログの数値を見ていてもわかりませんが、 販売店へ行って視聴してもやはり比較できるものではありません。
そこで、八重洲無線のフェアがあるときに何かヒントになることがないかという思いもあり行ってみることにしました。実際、そこでも実感は出来ませんでしたが、うれしいことにフェア価格と いうものがあり、お値打ちに買えることがわかり一気に心が動いてしまいました。
次の日、在庫のあるという指定された販売店へ行き、(途中でしっかり現金を用意して・笑)購入しました。

使ってみて・・・やはり、耳がいいことに驚かされます。古い機械のFT-107Sや、FT-857DMと比較しても明らかに良く聞こえます。本体ノイズもすこぶる小さい。目的信号が浮かび上がるように 聞こえるのはすごいです。伊達にDXという名前は付いていないと感じされられます。もっとも、私は海外交信は殆どしませんが・・・苦笑
7MHzダイポールアンテナ
今ではメイン運用バンドとなっている7MHzバンドです。SRAもありますが、やはり土地がありますのでフルサイズで張れるなら張りたいものです。というわけで若干変形(一文字にはならない) ではありますが、L字型にフルサイズのダイポールを張りました。

何度か張り方とか、引き回しや、アンテナ自体の部品であるバラン(中身はCMF)を作り直したりして現在の形になっています。バランは当初室内で使うつもりで、食品タッパーを加工して作りそれを防水処置してアンテナのバランとして使用していましたが、数ヶ月で浸水(笑)
現状は下記の画像のとおりモディファイしてあります。塩ビパイプは非常に使い手が良いですね。中身の部品は以前のものを流用しています。

※詳細については自作品の項目でご覧ください。
14/21MHzダイポールアンテナ(ベースは7MHz) =>撤去
固定用のアンテナで不足している周波数帯がありますが、今回7MHzダイポールに追加エレメントで14MHzと21MHzが運用可能なようにマルチバンド化にしました。アナライザで確認してもまた実際に電波で測定してもきっちり反射は抑えられているようで使用可能となっています。

21MHzは実交信にも使ってみましたが問題はないようです。28MHzは今回つけませんでしたがおそらく通常交信はほとんど行わない(14もあまり出ないとは思いますが・・・笑)
7MHzダイポールのエレメント下に14MHz、その下にさらに21MHzのエレメントが張ってあります。

2017年1月末に強風にあおられてマストが折れてしまいました。そのためマスト(物干しざお)を折れたところから切断して低くなったのと、拡張エレメント自体の劣化が見られたので、7MHzのみに戻すことにして14と21は撤去しました。

(2017/02/10) 更新

3.5MHz SRA設置(2016/07/05 修正)
2014年10月、移動用に作成していたSRA(スーパーラドアンテナ)を固定用として設置しました。まだ仮設置の状態ですが、一応雨にも大丈夫なように、ビニール袋で作ったカバーをかけています。現状は周波数調整が必要になると思って2mの高さに設置しています。夜間に使用していますがそこそこ使えるようです。
仮設と言いながら結構本設置になっています(笑)
アンテナカバーを単純なビニル袋から、細木で枠を作ってアンテナ本体との間にスペースが出来るようなものを作成しました。ビニール袋だけだと雨で同調周波数が変動しますが、少しスペースがあるだけでかなり改善されるようです。変動が少なくなりました。ただ、見た目がちょっとみすぼらしいのが難点です。2016年ALL-JAコンテスト後にビニールの劣化があったので、スタイロフォームを使って新たにカバーを作成しました。(画像を入れ替えました)

※アンテナの詳細については自作品の項目でご覧ください。CHEK!
右の画像からも作品紹介項目へジャンプできます。

50MHz用 3エレメント八木アンテナ (2014/05/29 修正)
 移動用アンテナをしばらく仮設しておりましたが、風で揺られていたためか、ガレージの屋根構造体のCチャンネルにはさんでいた金具のボルトが緩んでしまい、倒れていました(^^;
幸い、大事には至らなかったのですが、これはやはりちゃんとしたシステムにしないと危ないと感じましたので、ガレージの上にしっかりステーを張って立てることにしました。
で、ついでにというか、アンテナも移動用ではなく固定用として入手していたおそらくCL6DXだろうと思われる6ELE八木のパーツをつかって、以前も移動に一時期、使っていた3ELE八木を立てる ことにしました。移動用としてはやや「ごつい」のでいつかは固定用にと考えていたのですが、とりあえずは仮設として、使用することにしました。
また、昔使っていたローテーターが残してありましたが、動作チェックで動くことは分かっていましたので今回それをつかって、まわせるようにもしたいと思い設置しました。
ローテーターの固定はDIYショップでアルミ板(5mm厚30cm角)とアルミアングルを購入してステンのボルトナットでベースユニットを組みました。固定は特にしてはいませんが、屋根の 押さえ木(?)にはまり込むように角材をカットしてはさんでぶれないようにしました。
ステーは本当はデベグラスロープを使うといいのですが、仮設(やや本気の?)ですのでとりあえずは紫外線にやや強いと表示のあった、トラックロープを使用して張りました。一本だと不安 なので安全を見て二本がけにして張っています。マストは2mのアルミパイプです。
ガレージの上ですので北から西は、2階の建物に陰になるので使えません。もとより西には山がありますので、影となるため開けていませんから主に北東から南(1エリア方面向け?)となって います。ゆくゆくはもっと高さのある屋根馬を設置して大屋根の上に出るようにして、そのときは6ELEに作り直してあげたいとおもいます。(ただし、いつになることやら・・・笑)





アンテナから見える景色。東方向
設置してから何年か使っていますが、いやいや意外に性能が良くて・・・・、まあ標高が40mあることも影響しているんでしょうが、コンテストでは1エリアともつながるほどの能力を発揮してくれています。
(2018/07/11 追記)
144MHz用 430MHz用アンテナ (2014/08/18 修正)
144MHz,430MHzのアンテナは、2本上げてあります。1本はテレビアンテナの上にディスコーンを、そしてガレージの端っこに立てたポールの上にモービルホイップをGP化したものを設置してあります。
ディスコーンは既製品ですが、以前入手していたのをすっかり忘れていて、引越しの際に発見(笑)したのでせっかくだからと設置しました。
モービルホイップのGP化のほうは、連絡用430MHzのモービル機につないであります。この装置も中古で入手したものです。(アンテナ自体は1200MHzにも対応しているらしい・・・笑)

 モービルホイップですが、ノンラジアルということで単体で上げていましたがどうもあまり飛びがよくない。そこではたと思ったのが、下に置いた車からの方が強いということがありました。ローカル局からもそういう指摘をもらっていたので何が違うのだろうかと考えたところ、どうもこれはグラントがあるかかないかではないかと言う事に、思い当たりました。そこで、画像のようにグランドとりつけてGP構造としました。
 その後、確認できるような通話をしていませんが受信だけ行っていると、以前より良く聞こえますので多少は良くなっているのではないかと思っています。ただし、やはりディスコーンと比べるとやや見劣りするように感じます。もっとも、アンテナの位置によって変りますのでそこはなんとも判断が難しいところでもあります。3ELE八木の上に腕木でもだして回せば電波の通りがいいところで設置できたりしますが、現状はこのまま使おうかと思っています。

copyright by JF2ABZ amateur radio station
inserted by FC2 system